ヒッパソスの悲劇
三角形の内角の和が180度であることを発見したとされる『ピタゴラス』。
直角三角形の斜辺の長さの2乗は,他の2辺の長さの2乗の和となる『三平方の定理』は有名です。
この,ピタゴラスが『三平方の定理』発見した当時,無理数(√など)は存在しませんでした。
「この世の全ては整数比で表される」と有理数を神のように信仰していたほどでした。
三平方の定理(直角三角形の斜辺をc,他の2辺をa,bとすると,『c2乗=a2乗+b2乗』が成り立つ)
を大発見し,大信教学団を築きあげるまでに有名になりました。
しかし,気づいちゃったんです。あの『1:1:√2』の無理数に…。
『a=b=1のときc2乗=2』となり,該当するcがなかったのです。
現代では『c=√2』ですが,無理数が存在しなかった当時は「口には出してはいけない悪魔の数」とされていました。
ある日,教団でも信頼の厚い『ヒッパソス』はこのcの値を有理数で表そうと努力しましたが,不可能を証明してしまいました。
その事実を知ったピタゴラスは,神への冒涜としてヒッパソスを溺死させました。
神への冒涜としての悪魔の行為。
この神と悪魔の公式を,次の授業からします。��(゚□゚)!?
中3の皆さん!受験までがんばろう!