平成27年度大学入試に向けて(新高校1年生対象)
新高校1年生へ
入学も落ち着き,部活や高校生活に慣れてきた頃だと思います。
そして,今年から『ゆとり学習』が終わっていろいろと変わります。
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★●★数学ⅠAについて★●★
★平成27年度以降のセンター試験の出題単元
○数学I(3単位) ○数学A(2単位選択)
・式と計算 ・場合の数と確率
・二次関数 ・整数の性質
・図形と計量 ・図形の性質
・データの分析
★単元別変更点★
●数Ⅰ『式と計算』
・旧数A『集合と論理』が追加
・展開・因数分解の3乗公式が数Ⅱへ
●数Ⅰ『二次関数』・・・特になし
●数Ⅰ『図形と計量』・・・特になし
●数Ⅰ『データの分析』
・旧数B『統計とコンピュータ』が移行
●数A『場合の数と確率』
・旧数Cの「条件付き確率」が追加
・期待値が数Bへ
・二項定理が数Ⅱへ
●数A『整数の性質』NEW
・ユークリッドの互除法
・不定方程式
・n進法 など
●数A『図形の性質』
・「空間図形(作図・多面体・空間における直線や平面の位置関係・なす角)」が追加
★センター試験での変更点や注意点★
●数学Aは,3題から2題を選択するようになる。
これにより,『図形と計量』と『図形の性質』の融合問題が出題されない?
●『データの分析』『整数の性質』は過去問がない
★●★数学ⅡBについて★●★
★平成27年度以降のセンター試験の出題単元
○数学Ⅱ(4単位) ○数学B(2単位選択)
・いろいろな式 ・数列
・図形と方程式 ・ベクトル
・指数関数・対数関数 ・確率分布と統計的推測
・三角関数
・微分・積分
★単元別変更点★
●数Ⅱ『いろんな式』<旧『式と証明・高次方程式』>
・旧数Ⅰ「展開・因数分解の3乗公式」が追加
・旧数A「二項定理」が追加
●数Ⅱ『図形と方程式』・・・特になし
●数Ⅱ『指数関数・対数関数』・・・特になし
●数Ⅱ『三角関数』・・・特になし
●数Ⅱ『微分・積分』・・・特になし
●数B『数列』・・・特になし
●数B『ベクトル』・・・特になし
●数B『確率分布と統計的推測』
・旧数C「確率分布」が移行
・旧数A「期待値」が追加
★センター試験での変更点や注意点★
●『確率分布と統計的推測』は過去問がない
(数Ⅲを学ぶには,「ベクトル/数列」は必須なので,大抵の学校はやらない?)
★●★数学ⅢCについて★●★
○数学Ⅲ(5単位) ○数学C
・平面上の曲線と複素数平面 ・廃止になります
・極限
・微分法
・積分法
★単元別変更点★
●数Ⅲ『平面上の曲線と複素数平面』NEW
・旧数C「式と曲線」が移行
・旧数C「複素数平面」が復活
●数Ⅲ『極限』・・・特になし
●数Ⅲ『微分法』・・・特になし
●数Ⅲ『積分法』
・旧数学C「曲線の長さ」が復活
★変更点や注意点★
●数学Cの『行列』がなくなり,『複素数平面』『曲線の長さ』が復活した
大まかではありますが,以上が変更点のようです。
数学は,センターの出題形式が変わるので,学校での学習内容も変わると思われます。
各学校はどの単元を採択するのか…。
数Aの図形は,「平面+空間」になるので,『幾何学』よりの内容になると思いますので,
採択しない学校も出てくるのではないでしょうか。
そうなると,新単元の『整数の性質』がセンターの選択として選ばれる?
という声もあるようです。
ただ,新単元は,前例がないので,過去問が解けないのが難点ではあります。
その分,「基礎をしっかり」が重要になるでしょう。
新高校1年生のみなさん!
今の2・3年生以上の勉強が必要ですよ!!
佐々木