英進塾_先生ブログ

英進塾の講師によるブログです

新学期小学生英語クラス&朗読のススメ

私の担当する小学生英語クラスでは、毎学期物語をひとつ読み、朗読する練習をしています。
今学期も新しいお話が始まりました。今回のお話はイソップ童話のお話しのひとつ『The ant and the dove』(アリとハト)です。


日本でもよく知られているイソップ童話ですが、この『アリとハト』はその中でも日本の生徒たちにはなじみが薄いお話らしく、現在私が担当している生徒たちにとっては初めて聞く物語のようです。そのため、みんな毎週わくわくしながら読み進めてくれている感じがします。


前年度から引き続き受講している生徒達は、読める単語がかなり多くなり、私の解説がなくても内容が理解できるものが増えてきているようです。


中学校の英語の準備というと文法や単語練習を思い浮かべがちですが、様々な言葉や表現に触れて、それらを発音できるようになることは中学校生活でも大きなプラスになります。教科書が読めなければ国語を勉強するが難しいのと同じで、英語も言語ですから、まずは教科書を読める、単語を発音できることは中学校へ入学してからの英語学習をより効率よくしてくれるはずです。


頭の中に特定の単語や表現を使った例文がひとつあると、その言葉の使い方がわかる・・・という経験はみんなしたことがあると思います。たとえば、「どんぶらこ」という言葉の使い方を皆さん知っていますよね。でも実生活で「どんぶらこ」という言葉を使ったことがある人はどのくらいいるでしょうか。少なくとも私は使ったことがないと思いますし、使っている人を見たことがありません。


『ももたろう』を読むとき以外には。


「どんぶらこ」という言葉を使ったことがなくても、「おばあさんが川で洗濯をしていると、川の上流からおおきなももがどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。」という一節を覚えているだけで、みんな「どんぶらこ」の使い方を知っているのです。


実際に、小学生英語クラスの子供たちも物語を朗読し、発音できるようになった表現は理解できるようになってきています。この子達の中学校での活躍が楽しみです。


英語が苦手な中高生の皆さんも、ぜひ英文の朗読を始めてみてはいかがでしょうか。