55号
55号と言っても、コント55号じゃないです。
(知ってる人もだいぶ少ないとは思いますが)
プロ野球の年間ホームランの記録です。
最初に記録したのが64年の王貞治選手で、
01年にローズ選手、02年にカブレラ選手も55号に
並びましたが、王選手の記録を破ることはできませんでした。
この長らく破られることのなかった記録が、ヤクルトのバレンティン選手によって
破られようとしています。
しかし、私が気になっていることが1つあります。
マスコミが今年のボールを「飛ぶボール」と言っていることです。
あたかも、バレンティン選手の記録はボールのおかげと言わんばかりに。
私は声を大にして言いたい!
「今年のボールは飛ばない」と。
正確に言えば、去年、一昨年のボールが飛ばなさ過ぎで、
今年のは過去2シーズンに比べると飛ぶだけなのです。
1試合あたりのホームラン
1964 1.64本
2001 2.15本
2002 2.02本
2011 1.09本
2012 1.02本
2013 1.56本(9/3まで)
王選手が記録した年とは大きく違いはありませんが、
それでも過去3人が達成したときより1番低いのです。
結局私の言いたいことは、
頑張っている選手を素直に応援しようというです。
王選手の記録が破られたからといって、王選手が偉大な選手だったことに変わりはなく、
すばらしい選手が1人誕生しようとしていると考えるのべきなのです。
イチローが持っていた日本での年間最多安打記録を破ったマートン選手は
「イチローはメジャーでも素晴らしい選手の一人。記録をつくれたのは光栄だが、
彼自身が素晴らしい選手であることには変わりない。」
とコメントしています。
静かに記録達成の瞬間を待とうと思います。